ロワール地方の3つの古城巡り①/現地オプショナルツアー (My Bus 社) [旅行メモ(パリ)]
パリ3日目。
この日は日曜日なので、お店やレストランもお休みのところが多く、
何をしたらいいのか困ることもあるので、手っ取り早く1日オプショナル・ツアーに参加することにしました。
参加したのは、My Bus 社の『ロワール地方の3つの古城巡り・日帰りツアー』。
7:15 に、メトロのピラミッド駅そばの My Bus 社に集合します。
そこからバスに揺られることほぼ3時間、最初にシュノンソー城に到着です。
代々女性が城主ということもあって、とても優美なお城です。
このシュノンソー城は、ヴェルサイユ宮殿に次いで、フランスでもっとも観光客が訪れる城だそうですよ。
ロワール川の支流のシェール川に浮かぶようにして建つことから、
水辺に羽を休める白鳥のようだと言われています。
お城の中に入ると、まず『護衛兵の間』があり、暖炉に火が入っていました。
この日はお天気が変わりやすく、晴れていても風は冷たかったし、
時々は小雨がぱらついてとても寒かったので、暖炉の暖かさが嬉しかったです。
『護衛兵の間』から、聖母マリアの像が上に据えられた扉を通って礼拝堂に入ります。
もともとのステンドグラスは1944年の爆撃によって破壊され、
このステンドグラスは、マックス・アングランの1954年の作品だそうです。
私はあまり宗教画が好きではなく、ステンドグラスも同様なのですが、
このステンドグラスはあまり重苦しい感じがなく、トランプの絵札のような軽やかな雰囲気が好きです。
マックス・アングランはルネ・ラリックのようにパリで活躍していたアール・デコの芸術家のひとりなので、
宗教色より装飾としてのデザインが勝っているせいかも知れません。
国王アンリ二世の愛妾だった、『ディアーヌ・ド・ポワティエの寝室』。
1559年にアンリ二世が亡くなったあと、王妃であるカトリーヌ・ド・メディシスは、
ディアーヌをこのシュノンソー城から追い出し、そのかわりにショーモン・シュール・ロワール城を与えたとか。
正妻が愛人を追い出したわけですが、代わりに与えたショーモン・シュール・ロワール城も美しい城なので、
そうひどい話ではなさそうなのですが(^^;)
ところで、このお城ではあちこちに生花が飾られていて、こういうところも城主が女性だったことを偲ばせます。
『ディアーヌ・ド・ポワティエの寝室』のから細い通路を通って、ギャラリー(回廊)に出ます。
シェール川の上に跨る橋をベースに、このギャラリーを建設させたのは、王妃カトリーヌです。
ここは壮麗な舞踏会場でした。
シェール川の川床には厨房と、それに続く配膳室・食堂が配置されています。
ちょっと作り物めいた感じですが、『こんな感じだったんだな』という雰囲気は掴めますね。
食糧棚。
中央の時計も素敵だし、木の感じがとても良いです。
『ルイ十四世のサロン』
ルイ十四世は、1650年7月14日にシュノンソー城を訪れました。
それはともかく(笑)、私はこの真ん中の肖像画の女性がなんだか好きです。
生花のアレンジメントも、いろいろある中でこれが一番気に入りました。
この居室は、カトリーヌ・ド・メディシスの二人の娘と、三人の義理の娘を記念して、
『五人の王妃の居室』と名付けられました。
5人もの娘たちが、みんな王妃になったなんて、すごいことですね。
この部屋でも暖炉が燃えていました。暖炉はルネッサンス様式だそうです。
各時代のシュノンソー城の素描と版画のコレクションが展示された、『版画展示室』。
シェール川に向かっている奥の展示室では、柔らかな光が差し込み、とても優しい空間になっていました。
窓ガラスに嵌め込まれた細工も素敵です。
一番印象的だったのが、この『ルイーズ・ド・ロレーヌの居室』。
女性、しかも王妃の居室なのに、『黒』を基調とした暗い部屋。
それもそのはず、ルイーズは夫であるアンリ三世が暗殺されたあと、
当時の宮廷のしきたりに従って白い服をまとい、シュノンソー城に引きこもりました。
彼女は寡婦遺産を受けて細々と生活し、読書、慈善活動、祈りを日課とした地味な毎日を送ったそうです。
『白い王妃』と呼ばれた彼女の逝去後、シュノンソー城は王族の居城としての役目は果たしていません。
この城に住み暮らした、最後の王族というわけですね。
ツアーと言うことで時間が限られていて、隅々まで見学することは叶いませんでしたが、
このお城は庭園も見事です。
(公式ホームページより)
暖かい季節のお天気の良い日なら、庭園を散策するのも素敵でしょうね(=*^-^*=)
ヴェルサイユのような豪華絢爛なお城も良いですが、
こんな可愛い、美しいお城が見られて良かったです。
私には、温もりを演出するのに生花のアレンジメントがとても効果的に思えました。
あと、厨房とか食堂とかはヴェルサイユでは見られなかったと思いますが、
こういうものを見ると、ここに『生活』があったんだと実感できました。
さて、そろそろお昼どきなので、昼食のレストランに向かいます。
この日は日曜日なので、お店やレストランもお休みのところが多く、
何をしたらいいのか困ることもあるので、手っ取り早く1日オプショナル・ツアーに参加することにしました。
参加したのは、My Bus 社の『ロワール地方の3つの古城巡り・日帰りツアー』。
7:15 に、メトロのピラミッド駅そばの My Bus 社に集合します。
そこからバスに揺られることほぼ3時間、最初にシュノンソー城に到着です。
代々女性が城主ということもあって、とても優美なお城です。
このシュノンソー城は、ヴェルサイユ宮殿に次いで、フランスでもっとも観光客が訪れる城だそうですよ。
ロワール川の支流のシェール川に浮かぶようにして建つことから、
水辺に羽を休める白鳥のようだと言われています。
お城の中に入ると、まず『護衛兵の間』があり、暖炉に火が入っていました。
この日はお天気が変わりやすく、晴れていても風は冷たかったし、
時々は小雨がぱらついてとても寒かったので、暖炉の暖かさが嬉しかったです。
『護衛兵の間』から、聖母マリアの像が上に据えられた扉を通って礼拝堂に入ります。
もともとのステンドグラスは1944年の爆撃によって破壊され、
このステンドグラスは、マックス・アングランの1954年の作品だそうです。
私はあまり宗教画が好きではなく、ステンドグラスも同様なのですが、
このステンドグラスはあまり重苦しい感じがなく、トランプの絵札のような軽やかな雰囲気が好きです。
マックス・アングランはルネ・ラリックのようにパリで活躍していたアール・デコの芸術家のひとりなので、
宗教色より装飾としてのデザインが勝っているせいかも知れません。
国王アンリ二世の愛妾だった、『ディアーヌ・ド・ポワティエの寝室』。
1559年にアンリ二世が亡くなったあと、王妃であるカトリーヌ・ド・メディシスは、
ディアーヌをこのシュノンソー城から追い出し、そのかわりにショーモン・シュール・ロワール城を与えたとか。
正妻が愛人を追い出したわけですが、代わりに与えたショーモン・シュール・ロワール城も美しい城なので、
そうひどい話ではなさそうなのですが(^^;)
ところで、このお城ではあちこちに生花が飾られていて、こういうところも城主が女性だったことを偲ばせます。
『ディアーヌ・ド・ポワティエの寝室』のから細い通路を通って、ギャラリー(回廊)に出ます。
シェール川の上に跨る橋をベースに、このギャラリーを建設させたのは、王妃カトリーヌです。
ここは壮麗な舞踏会場でした。
シェール川の川床には厨房と、それに続く配膳室・食堂が配置されています。
ちょっと作り物めいた感じですが、『こんな感じだったんだな』という雰囲気は掴めますね。
食糧棚。
中央の時計も素敵だし、木の感じがとても良いです。
『ルイ十四世のサロン』
ルイ十四世は、1650年7月14日にシュノンソー城を訪れました。
それはともかく(笑)、私はこの真ん中の肖像画の女性がなんだか好きです。
生花のアレンジメントも、いろいろある中でこれが一番気に入りました。
この居室は、カトリーヌ・ド・メディシスの二人の娘と、三人の義理の娘を記念して、
『五人の王妃の居室』と名付けられました。
5人もの娘たちが、みんな王妃になったなんて、すごいことですね。
この部屋でも暖炉が燃えていました。暖炉はルネッサンス様式だそうです。
各時代のシュノンソー城の素描と版画のコレクションが展示された、『版画展示室』。
シェール川に向かっている奥の展示室では、柔らかな光が差し込み、とても優しい空間になっていました。
窓ガラスに嵌め込まれた細工も素敵です。
一番印象的だったのが、この『ルイーズ・ド・ロレーヌの居室』。
女性、しかも王妃の居室なのに、『黒』を基調とした暗い部屋。
それもそのはず、ルイーズは夫であるアンリ三世が暗殺されたあと、
当時の宮廷のしきたりに従って白い服をまとい、シュノンソー城に引きこもりました。
彼女は寡婦遺産を受けて細々と生活し、読書、慈善活動、祈りを日課とした地味な毎日を送ったそうです。
『白い王妃』と呼ばれた彼女の逝去後、シュノンソー城は王族の居城としての役目は果たしていません。
この城に住み暮らした、最後の王族というわけですね。
ツアーと言うことで時間が限られていて、隅々まで見学することは叶いませんでしたが、
このお城は庭園も見事です。
(公式ホームページより)
暖かい季節のお天気の良い日なら、庭園を散策するのも素敵でしょうね(=*^-^*=)
ヴェルサイユのような豪華絢爛なお城も良いですが、
こんな可愛い、美しいお城が見られて良かったです。
私には、温もりを演出するのに生花のアレンジメントがとても効果的に思えました。
あと、厨房とか食堂とかはヴェルサイユでは見られなかったと思いますが、
こういうものを見ると、ここに『生活』があったんだと実感できました。
さて、そろそろお昼どきなので、昼食のレストランに向かいます。
お城の庭園は幾何学模様で面白いですね!
お城はフランスとドイツが群を抜いて多いですよね(^^)
ヨーロッパ行ってみたい(笑)
by ma2ma2 (2014-06-03 19:39)
こんばんは。なんだか想像を絶します、いや想像すらできない@@
by tamannugara (2014-06-03 21:09)
ロワール川のお城巡りいいですね。この辺りは美味しいワインも楽しめそうで、お食事も期待しています。
by hideyuki2007y (2014-06-03 21:25)
以前パリに行ったときに、このロワール城めぐりのツアーも気になったのですが、初フランスだったので、やっぱりヴェルサイユへ行ってしまいました。
でもこちらでどんな様子か見れてうれしいです。
本当に川の上に建っているお城なんですね。
愛妾さんを追い出したとか、そういう歴史って面白いです。
by sheri (2014-06-03 21:27)
ロワール地方は1度いってみたいと
思っているのですが、なかなか…^^;
特にやはり川の上に建つシュノンソー城は
一番みたいところです。
by ふにゃいの (2014-06-03 21:38)
ロワール地方は大好きです。
特にサンセールがが好みです。ワインも美味しいし、
ここの郷土料理もいいですよね(^。^)
by raffles (2014-06-03 23:15)
ヨーロッパの古城はステキですね。
空からの写真を見ると、庭も含めてきれいにデザインされているのがよくわかります。
by YAP (2014-06-04 08:17)
私もかなり前にそれこそ◯十年前です、パリからのバスツアーでロワールの古城巡りをしました。
もちろんお城も素晴らしかったのですが、その時に懸賞でフランス旅行が当たった方と一緒になり、驚いたことをよく覚えています(笑)
by kuwachan (2014-06-04 09:11)
獏さま
nice!ありがとうございました。
pito-kapiさま
nice!ありがとうございました。
hatsuneさま
nice!ありがとうございました。
citronさま
nice!ありがとうございました。
ma2ma2さま
ドイツは行ったことがないのですが、確かにお城が多そうですね。
シンデレラ城のモデルになったお城が見てみたいです(^^)
hideyuki2007yさま
ロワールはワインも美味しいのですか?
お食事は残念ながらツアーの食事なので、たいしたことはなかったです。
せっかくなので、美味しいものがたべたかったな~(^^;)
nice!&コメント、ありがとうございました。
tamannugaraさま
このお城で想像を絶するようなら、ヴェルサイユはどうなりますかね(^^;)
sheriさま
そうそう、最初はやっぱりヴェルサイユですよね。
このツアー、『有名どころはもう行った』という年配者が多かったです(笑)
お城って、ちょっとドロドロした歴史が似合いますよね(^^;)
ふにゃいのさま
ロワール地方って、パリから遠いですもんね(^^;)
私も自力で行く気になれずツアーを使いましたが、
やっぱり自由がないぶん、もの足りなかったです。
nice!&コメント、ありがとうございました。
rafflesさま
サンセールの町は有名なワインの産地なんですね。
ワイン好きなかたにもロワールは人気がありそう!
今回はツアーだったので、できれば個人で、もっとゆっくり行ってみたいです。
もう少しパリから近いといいのですが。。。(^^;)
by aloha (2014-06-04 11:54)
Taeko LovesParisさま
nice!ありがとうございました。
げいなうさま
nice!ありがとうございました。
siroyagi2さま
nice!ありがとうございました。
yohtamboさま
nice!ありがとうございました。
yamさま
nice!ありがとうございました。
りんこうさま
nice!ありがとうございました。
やってみよう♪さま
nice!ありがとうございました。
kanaさま
nice!ありがとうございました。
YAPさま
空からの眺めはすごいですよね~。
ヨーロッパの庭園は、日本とまったく趣が違うので面白いです(^^)
面積も大きく使いますよね。やはり大陸だからかな?
kuwachanさま
やっぱりロワールは、ツアーで行くかたが多いのですね。
◯十年前といっても、何世紀も前から建っているお城にとっては
一瞬ですね(笑)
それにしても懸賞でフランス旅行とは羨ましい(^^;)
by aloha (2014-06-04 12:03)
シュノンソー城、素敵です。
このお城を動かしていくのに、何人の人が必要だったのでしょう。
王家や大貴族でなければとても無理だったのでしょうねえ。
by ナツパパ (2014-06-05 11:50)
Amyさま
nice!ありがとうございました。
ryo1216さま
nice!ありがとうございました。
ナツパパさま
確かに、どのくらいの人がこのお城で働いていたのでしょうね。
お城だけでなく庭園もですから、庭師だけでも大変な人数になりそうです(@_@)
それでも、こうして後世に残るということは素晴らしいですが。
(。・_・。)2kさま
nice!ありがとうございました。
poohさま
nice!ありがとうございました。
ネオ・アッキーさま
nice!ありがとうございました。
by aloha (2014-06-09 13:26)