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パリ & ヘルシンキでお買物 / パリ & ヘルシンキ 土産 [お買い物日記]

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くどいようですが(笑)、体調不良によりヘルシンキで1日寝込んだこともあって、
お買物は本当に少なかったです。

体調不良で寝込んだ日はフェリーでタリンへ行く予定でしたが、それがパーになり、
それでもその翌日、無理矢理タリンへ行きました。
そのために予定を変更した、その日がまさに『お買物デー』で、
午前中にマリメッコのファクトリー・アウトレットへ行って、お買物& 社員食堂でランチ。
午後は、カンピ礼拝堂とテンペリアウキオ教会を見学したあと、
ファッツェルの本店でお買物 & お茶して、
老舗デパート『STOCKMANN(ストックマン)』で夜まで買物・・・という予定だったのです(^^;)

そんなわけで、たいしたものは買っていないですが、何かの参考になれば幸いです。

<お菓子・食べ物など>

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フィンランドでは超有名なチョコレート・メーカー、FAZER(ファッツェル)。
ムーミン同様、フィンランドを旅するなら、ここのお菓子を避けて通るのは困難でしょう(笑)
でも、ここのチョコレート、本当に美味しいんです!
オススメは、一番左の、Berry Pearls €2.85 (90g)。
まるごとのドライ・ストロベリーをダークチョコレートで包んでいて、
甘過ぎず、わずかな酸味と、サクっとした食感が〇。
いろいろなブログなどでオススメされていますが、食べてみて納得でした(*^^*)
小さいバーは種類豊富でしたが、ベリー王国なので、ラズベリーをチョイス。€0.67。
ブルーベリーとヨーグルトの板チョコは、友達のリクエストで€2.69。
190g(重い[あせあせ(飛び散る汗)] )ということで、けっこう食べでがありそうです。

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これも友達のリクエストで、キシリトールの虫歯予防タブレットです。
ムーミンのほうは木いちご&桃ラズベリー味、90g・200粒。
ミーのほうはブルーベリー味、85g・200粒入り。
お値段はどちらも€4.25。これ、amazonでも買えますが、¥2,000 ですって!(@_@)

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FAZERの中でも一番メジャーなチョコレートが写真上部、その名も『Geisha(ゲイシャ)』
ヘーゼルナッツが入ったミルクチョコレートで、少し甘め。
350g とたっぷり入って、€3.99。きれいな箱に入っているのに、プチプラで、お土産に便利。
左下はロリポップ15本入り、€2.50。スーパーなら1本ずつのバラ売りで買えます。
その隣は、ムーミン柄のペーパーナプキン。24cmの小さめサイズなので、€1.99。
大きいサイズのは+€1くらい。
マリメッコやムーミンの柄がやはり人気で、お土産に買っていく人が多かったです。
その下はルイボスティーのティー・バッッグ。そして歯磨き、€1.09。
『OXYGENOL』 というのは会社名なんですが、
私は勝手に、「きっと、キシリトールはフィンランド語でOxygenol って書くんだ~」と
思ってしまいました(^^;)

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外国のティー・バッグって、個別包装されてないのも多いんですが、
これはこんな可愛いパックで個別包装されていました。20バッグ入りで€3.09。

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箱の側面に各国語で説明書きがあるんですけど、
それぞれの名前が日本語あるある的な面白さ。
それにしても、レモンチーズケーキフレーバーのルイボスティーなんて、
味の想像がつかないでしょ?

ここまですべて、(袋入りロリポップを除いて) K-スーパーマーケットで購入しました。

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パリで買ったお菓子はこれだけ。(しかも空港で)
マキシム・ド・パリのチョコレート、€4.50。
ノスタルジックなイラストが気に入ったアンジェリーナの缶は、
左がキャラメル、€12.40。
右が、プランタン・デパートのカフェでカフェ・クレームに付いてきたチョコレート、€10.40。
ああ、このチョコレート、もうひとつ買ってくるんだったなぁ。
可愛い(小さい)缶なので、少ししか入っていないから、大事に食べてます(笑)

<化粧品>

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タリンへ行ったときに利用したフェリー、エケロ・ライン内のマーケットで購入。
LUMENE(ルメネ)というのは、フィンランドの自然派コスメ・ブランドで、
お手頃価格のスキンケア製品に定評があります。
左から、モイスチャークリーム €16。
その上の小さいボトルはトラベルサイズのクレンジング・ウォーター、€4.80。
真ん中のボトルはオールスキンタイプの化粧水で、€7.20。
モイスチャークリームはちょっと香りが私の好みではありませんでした。
でも、モイスチャークリームならボディに使ってもいいので、問題なしです。
逆に香りが気に入って買ったのが、右端のクラランスのハンド & ネイルクリーム、€7.90。
これは、免税店限定品らしいです。

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左から、グレープフルーツリーフ、レモンリーフ、マンダリンリーフの3種類。
私は、悩んだ末にレモンリーフを買いました。
免税店限定と聞いていたけど、
今年のクリスマス・コフレとして発売(3本セットで¥3,600)するみたいです。

<郵政グッズ>

どうしてこんなものを買ってくるの???という人も多いでしょうが(笑)、
紙モノ好きとか、けっこうファンもいるんですよ(^^;)

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フィンランド郵政の郵政BOX(日本でいうと、ゆうパックBOXですね)
オレンジ色の一番大きな箱(最初の写真でお土産が詰まっている箱です)が€3。
その他の箱が€2.50でした。
右側の折りたたんだオレンジ色の箱が靴箱サイズで、ブルーの箱がA4サイズ(厚さ6cm)。

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エストニア郵政の郵政BOX。どちらも€1。
この値段だけでも、フィンランドとエストニアの物価の違いがわかるような気がします。

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フィンランド郵政で買った、ムーミンのシール式切手。
€1切手が6枚で、€7.80 と割高。

<エストニア・タリンのお土産>

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左側:日本語のガイドブック、€10。
ガイドブックといっても、街や建物の歴史を解説したものなので、飲食店情報などはありません(^^;)
日本語訳がちょっと怪しいところもありましたが、内容が濃くて、買っておいて良かった一冊。

右上:タリン散策の記事にも書きましたが、タリン旧市街のお土産ものやさんで見つけた、
タイルにタリンの街並みを絵付けした壁飾り。ひとつ€5。

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右下の茶色い袋の中身が、このカップ。€6.50。
パンフに写っている彼女が絵付けしているそうです。
タイルの壁飾りもこのカップも、陶器にしてはとても軽いのが良かったです。

<衣料品、その他>

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パリの『C&A』 というファスト・ファッション系のお店で買ったロング・カーデ。
なんと€29 という安さなのに、すごく暖かい!
ただ、日本人の私には袖が長すぎるのがタマにキズ。

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右側のグレーのマフラーも『C&A』 の品で、€49。
カシミア100%なのに、薄手で(お値段のせいか?)、もこもこしないのがかえってgood。
表が白、裏がグレー、雪の結晶柄のブランケットは、
ヘルシンキの空港にあったフィンランド製品を扱っているお店『FINSPIRATION』で購入。
€34.90。
北欧のブランケットだから暖かいかな~、と思ったけど、それほどでも・・・
そのかわり手触りはとっても良かった(*^^*)

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パリの文房具やさん、『PAPIER TIGRE』 オリジナルのボールペン、€4。
お店のロゴが入っているのと、色使いがパリっぽいので、お土産に。

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空港のマリメッコ・ショップにて。
トートバック €27、がま口ポーチ €14.90。
合計で€71,70 ですが、免税手続きで€9 戻ってきたので、最終的には¥8,650 でした。
日本で買うと¥14,580 なので、やっぱり安いですね。
割高なはずの空港でさえこうなのですから、ファクトリー・アウトレットは行きたかったな~(>_<)

デパートのストックマンで散財する予定でいましたが、
ストックマンに行けなかったので、大きな買い物は皆無です。
当然、予算が余ったので、そのお金で広島へ小旅行へ行ってきました(笑)
次回から、その広島旅行記をUPします。

パリ & ヘルシンキ旅行記に長いことお付き合い頂き、ありがとうございました!

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ヘルシンキ・ヴァンター国際空港 & JL414便 ビジネスクラス [旅行メモ(ヘルシンキ)]

他のホテルに泊まっていたら、空港まではタクシーで行くしかなかったかもですが、
『ホリデイ・イン・ ヘルシンキ シティ センター』 は、ヘルシンキ中央駅まで 徒歩1分!
€50 のタクシー代が惜しくて(笑)、頑張って€5 のリング・レイルで行くことにしました。

駅構内の券売機でチケットを買って、ホームを探したんですが、見つかりません[あせあせ(飛び散る汗)]
歩き回る余裕がなかったので、すぐに人に尋ねました(^^;)

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他の電車が停まっている、その先の端っこでした~。
そういえば、空港→ヘルシンキ中央駅 に来たときもそうだったっけ?
ともかく電車のホームの右端をずんずん歩いていって下さい。そのうち見えてきます。
リング・レイルは環状線なので、2つある P線とI 線のどちらに乗っても空港に着きます。
所要時間も5分くらいしか変わらないので、席に座れそうなほうに乗りました。

30分ちょっとでヴァンター国際空港に到着。

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エスカレーターで2階に上がり、JALのカウンターでチェックインを済ますと、
『これでなんとか日本に帰れる』 と、ちょっとほっとしました。
ほっとしたついでに、少し買物がしたくなって・・・

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ムーミン・ショップとマリメッコはすごく混んでいましたが、
マリメッコのファクトリー・アウトレットに行けなかったのが悔しかったので、
マリメッコで少々お買物しました。

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お土産なので、わかりやすくウニッコ柄を購入。
割高なはずの空港価格でも、日本で買うよりは安かったです。
ファブリックトート €27 (日本国内価格¥4,860)
がま口ポーチ €14.90 (日本国内価格¥3,240)
ここから免税還付金があります。

そうなんですよ!
免税手続きをしなきゃならないのを忘れていました[ひらめき]

空港だし、チェックインを済ませているので、
免税店フロアにいるような気になっていたんですけど、
そういえば、まだパスポートコントロールを通過してないわ~。

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TAX REFUND カウンターは、そのパスポートコントロールの手前にありました。
どこの国でもそうですが、これに時間がかかるんですよ[バッド(下向き矢印)]
おかげで、ラウンジにいる時間がほとんどなくなってしまいました。

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FINNAIR LOUNGE とAlmost @ home LOUNGE が利用可能ですが、
やっぱりここはFINNAIR LOUNGE ですよね!

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まあまあ混んでいましたが、とりあえずソファー席をゲット。

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『FINNAR LOUNGE は、マリメッコとアラビアだらけ』と聞いていましたが、ホントだった。

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スープとミートボールを頂きましたが、これがどちらも美味しかったです。
ようやく食べ物の味が感じられるようになりました。

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17:20 、JL414便で成田へ帰ります。座席は1K 、右側の一番前。
ああ、ビジネスクラスで良かった!
この体調で、エコノミークラスだったら地獄だった(>_<)

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FINNAIR の後姿。
いろいろ心残りが多いヘルシンキですが、
とりあえず今は、無事に予定通りに日本へ帰れることを喜ぼう!

機内食です。和食を選びました。

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<先付>
カリフラワーパンナコッタ 茸のマリネ添え
スモークサーモンのリエット セロリとケイパーベリー添え

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<彩御膳> 左上から時計回りに・・・
杏子なます ズワイ蟹添え
穴子の白菜巻き・ルッコラのお浸し
海老揚げ真丈・ずんだ
厚焼袱紗焼き玉子・栗甘露煮・しめじ旨煮・蛸柔らか煮・里芋唐揚げ・黒蒟蒻ピリ辛焚き
茄子揚煮浸し・鴨治部煮

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<台の物>
フィンランド産豚肉の味噌焼き じゃが芋添え
サーモン五色野菜餡掛け

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<甘味>
コケモモのキャラメルムース

せっかくのビジネスクラスのお食事ですが、半分も食べられなかったです。
残念[バッド(下向き矢印)]
それでも、この後けっこう眠れたので、起きたらいくらか食欲が出てきました。
『ANYTIME YOU WISH 』 という、好きなときに頼めるお食事では、
味噌ラーメンを頂きました。(写真、撮り忘れました~)
本当は、『フィンラン丼~ポークと野菜の小どんぶり 生姜だれ』
というのを食べようと思っていたのですが、
離れた席から漂ってきたラーメンの匂いが、とても魅力的で~(笑)

翌8:45、成田空港に到着。
スーツケースは宅配にして、リムジンバスでY-CAT、
Y-CAT からはタクシーに乗り、なんとか自宅にたどり着きました。

次回は、旅行記最終回恒例のお買物紹介をやります・・・☆

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最後の悪あがき/カンピ礼拝堂 & テンペリアウキオ教会 [旅行メモ(ヘルシンキ)]

ヘルシンキ5日目、帰国日です。
フライトは夕方17:20 なので、
15:00前に空港へ向かうリング・レイル(電車)に乗れば大丈夫でしょう。
じゃあ、マリメッコのファクトリー・アウトレットへ行って、社員食堂でランチを食べて、
カンピ礼拝堂とテンペリアウキオ教会を観光して、最後にファッツェルの本店へ行って・・・
そのくらいの時間はあるんです。

体調さえ良ければ・・・!orz

ダメでした~。やはり前日、無理をしたようです[あせあせ(飛び散る汗)]
少し動くと目が回るし、足に力が入りません。

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まだ下痢が治っていないので、ヨーグルトはどうかと思ったのですが、
食欲がないので、流動食みたいなものしか喉を通りません。
ヘルシンキに着いた翌日に、パッケージが可愛いからと買っておいたヨーグルトと、
(もちろん、食べたのは1つだけですよ ^^;)
日本から持ってきたフリーズドライの雑炊で朝食。
このときになって、マーケット広場でブルーベリーを買っておかなかったのを激しく後悔[たらーっ(汗)]
今、あれが食べたいなぁ~~~。
あのときは、『近いからまた買いに来ればいいや』と思っていましたが、
その機会はもうありませんでした[バッド(下向き矢印)]

チェックアウトは12時ですが、ダメモトでレセプションへ、
14:00までのレイト・チェックアウトが出来ないか、聞きに行きました。
我ながらひどい顔色でしたが、そのせいか、「具合が悪いので・・・」と言うと、
「うんうん、レイト・チェックアウトでいいわよ。14:00ね。ゆっくり休んで。」
とすんなりOKが出ました。

体調不良で予定が狂ったため、ほとんど買物をしていないので、
パッキングはあっという間に終わりました。
レイト・チェックアウトでいいとわかると、ホッとして、眠気がきました。
3時間ほど眠ると少し元気が出たので、12:30に、こっそりホテルを抜け出し・・・
具合が悪くて、とレイト・チェックアウトをお願いした手前、堂々と出歩くのもねぇ(^^;)

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ホテルから歩いて15分弱、カンピ礼拝堂です。
日本人には、曲げわっぱのお弁当箱を思い出させるようなユニークな外観でしょう?

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ルター派の信徒と、ヘルシンキ市の健康・社会福祉部によって共同運営されています。
入場料は無料。

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『木の教会』といわれているカンピ礼拝堂。
別名、『静寂の教会』ともいわれ、ミサなどは行われず、
静かに祈りを捧げるためだけに設けられた教会です。
ヘルシンキに本拠地を置く設計事務所に所属する建築家、
ミッコ・スンマネン、ニコ・サーロラ、キンモ・リントゥラにより設計されました。
高さは11.5mあり、3種類の異なる木材で出来ています。

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内壁は、加工され、形を整えられたハンノキで、
建具と内扉はセイヨウトネリコで出来ています。
祭壇の十字架は、銀細工師のアンッティ・ニエミネンの作です。

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片隅には、岩を模したクッションが置かれていました。

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北欧っぽいデザインですよね。
触り心地も良いんです。

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カンピ礼拝堂を後にして、今度は『岩の教会』、テンペリアウキオ教会に向かいます。
途中で見かけた、フィンランド国会議事堂。

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えっ、窓からキリン?!

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何だろう?と思ったら、『ヘルシンキ自然史博物館』でした!
どうりで。エントランスの横にはトナカイもいました~。
この先を右折して、緩い坂道をのぼった先にテンペリアウキオ教会があります。

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有名な観光地とは思えないくらい、目立たない入口。
岩をくり抜いて造った斬新な教会で、屋根の岩部分にも登れるそうです。
体調が良かったら登るつもりだった・・・。残念。

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入場無料と書いてあるガイドブックが多いですが、最近改まったのか、
入場料は€3。
設計は、ティモ & トゥオモ・スオマライネン兄弟。
1961年に行われた教会のデザインコンペで優勝し、設計を担当しました。
屋根を支える柱の間にはガラスが嵌め込まれ、自然光が入ります。

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この日は何かの撮影でもしているのか、神父さん?牧師さん?が、
インタビューを受けているみたいでした。
左側はパイプオルガン。周りが岩なので、音が響きそう。

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まるで円盤みたいな天井は、木かと思ったら銅版だそうです。

曲げた木を幾重にも重ねて出来た木の教会、カンピ礼拝堂と、
世界でも珍しい、自然の岩を利用して出来たテンペリアウキオ教会。
この2つはどうしても見たかったので、無理矢理出掛けたような感じです。
1時間ほどでホテルに戻り、部屋で30分くらい休んでから空港に向かいました。

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1 day trip @ Tallinn ③ / タリンの旧市街を散策(後編) [旅行メモ(ヘルシンキ)]

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コフトゥ通り展望台の近く、パットクリ展望台からの眺め。
ブルーグレーの屋根の向こう、赤いとんがり屋根の塔は、
Kiek in de Kök(キック・イン・デ・キョク)、『台所を覗けの塔』です。
この見張り台から観察すれば、市民が夕食に何を作っているか見ることができたから、
ドイツ語で「台所を覗け」という意味の名前がつきました。

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そろそろ下に降りようと歩いていると、
デンマーク王の庭と呼ばれている広場みたいな場所に出ました。
『タリンの旧市街にはディメンターがいる』と書いてあるブログを読んだことがありましたが、
これかぁ!
ディメンターというのは、『ハリー・ポッター』に出てくる吸魂鬼(悪役)なんですが、
これは修道士の像でした。

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高台から降りてきて、ラエコヤ広場の周辺を散策します。
ここはグリーンマーケット跡地にある、可愛いカフェ。
グリーンマーケットとは、名前の通り、昔ここに野菜と植物の市場があったから。

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グリーンマーケットからほど近い場所にある、
タリン唯一のルネッサンス建築、ブラックヘッド会館。
ブラックヘッドは、まだギルドに入る資格がなかった若い独身商人たちが結成した組織です。

ここまで教会や観光案内所などで休み休み散策してきましたが、
そろそろ体力も限界に近くなってきました。
しんどい中、せっかくタリンまで来たので、記念に何かお土産を買っていきたいなぁ・・・

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こんな可愛いお土産ものやさんを発見。

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陶器製のタイル?に、タリンの風景が絵付けされている壁飾り、€5。
他にカップを買いました。

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このお店もおしゃれな品がたくさんあったのですが、
ホーム&キッチングッズで、主に陶器やガラス製で重いし、お値段も高めだったため断念。

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最後に『セーターの壁』(城壁に沿って、セーターや布製品の店が連なる)を見学して終了。
18:30 のフェリーの時間にはだいぶ早いですが、
外を歩いているのが辛くなって、16:00 にフェリー・ターミナルに戻りました。

ターミナルは無料Wi-Fi もあり、なにより暖かくて、トイレもある!(しかも、無料 笑)
余裕があれば、少し休んでからすぐ近くのスーパーにも行きたかったのですが、
一度腰を落ち着けてしまうと、動けなくなりました(^^;)
結局、出航までターミナルにいましたが、
寒いのはみんな同じようで、17:00頃には他の人も戻ってきて混んできました。

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18:30 出航。
帰りのフェリーで、ほんの一瞬、デッキに出てみました。
あまりの寒さに、誰もいません(笑)
私も慌てて船内に戻ります。

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21:00、フェリーはヘルシンキの西ターミナルに到着。
そのまま真っ直ぐホテルに帰りました。

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タリンで見落としているものがたくさんあるのは承知していたので、
お土産ものやさんで、ガイドブックみたいな冊子を買いました。
英語を始めいろいろな言語があり、日本語版もありました。€10。
ホントに見落としが多かったので、これ、買っておいて良かったです。
実際に見るには及びませんが、せめてこれを見て楽しんでいます。

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1 day trip @ Tallinn ② / タリンの旧市街を散策(前篇) [旅行メモ(ヘルシンキ)]

ヘルシンキからフェリーで2時間半、
バルト三国のひとつ、エストニアの首都・タリンに到着しました。

この日のタリンのお天気はどんよりとした曇り空で、
冷たい風が体調不良の身にはツラいです (>_<)[あせあせ(飛び散る汗)]
気温は10℃前後だったらしいのですが、体感的にはそれ以下でした。

街歩きができる程度に下痢が止まっているのは、食欲がなくて何も食べていないから。
食べていないので体力が底をつき、足取りは少しフラついています。
ヘルシンキ同様、タリンも治安は良い方ですが、
女のひとり歩きで足元がフラついているとなると、犯罪のターゲットになりやすいので、
精一杯、気張って歩きました。
そんな訳で、写真を撮ることまで手が回らず、
せっかくのフォトジェニックな街並みですが、あまり良い写真がないのはご容赦下さい(^^;)

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下船後、ターミナルを背にして歩き出すと、すぐに案内の看板を見つけられますが、
Vanalinn /Old Town を目指すのなら直進するだけです。
Vanalinn というのはエストニア語かな?

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あっ、タリンもトラムが走っているんだぁ。
白とオレンジのシンプルなカラーリングが可愛いです。

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ほどなくして、『ふとっちょマルガレータ』と呼ばれる城壁の北門が見えてきます。
この門をくぐると、どこをとっても絵になる街並みの旧市街です。
『ふとっちょマルガレータ』は、昔、牢獄として使われていた頃、
囚人の世話をしていた女将が太っていたことにちなんでそう呼ばれるようになったとか。
私は、このコロンとした形からだと思ったのですが・・・。
現在は海洋博物館として利用されています。

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中世の街並みが残るタリン旧市街は、1997年ユネスコの世界遺産に登録されています。
もちろんタリン全体がこのような街並みというわけではなく、
Kesklinn/City Center のほうは近代的なビルが建っています。

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有名な、『The Three Sisters』という5ツ星ホテル。
1362年に建てられた商家の住居が、3軒仲良く寄り添うように並んでいて、
女性らしい雰囲気とたたずまいから、『三姉妹』と呼ばれるようになったそうです。
ホテルのホームページを見ると、さすが5ツ星、クラシックで優雅なお部屋ばかりでした。

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さすがに何か食べないとダメだな、と思って、目についたデリに入り、
ハムとチーズのキッシュとカフェ・ラテを頼みましたが、
やっぱりほとんど食べられませんでした[バッド(下向き矢印)]

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旧市街の中心部にある、ラエコヤ広場(旧市庁舎広場)。
中世においては、広場の中央にさらし台がおかれ、
犯罪者がみせしめとして殴られたりするのに使用されていました。
現在は、週末にマーケットが開かれ賑やかだそうですが、
この日は月曜日だからか、寒いからか、閑散とした感じでした。

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プチ・トラン(という言い方は、フランス限定かもですが)も発見。
この、おとぎ話の国のような景色に似合いすぎてます。
・・・というか、もう、ディズニーとかのテーマパークのようだわ(笑)

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高台を目指して、Lühike jalg (リュヒケ・ヤルク)通りをのぼっていきます。
Lühike jalg とは、『短い足』という意味で、pikk jalg (長い足)という通りもあります。
雨どいから繋がっている排水管の形状がブーツに似ていることから、こういう名称になりました。

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のぼりきると、トームペアの丘と呼ばれる高台にでます。
トームペア城やアレクサンドル・ネフスキー大聖堂(ロシア正教会)など、
見るべきところがいっぱいあったのですが、私は郵便局とトイレさがしで手一杯(笑)
郵便局では、また郵政グッズを買いました。

トイレは有料で、€0.20 です。
(トイレから出ようとすると、中国人のおばさんが外からガッとドアを掴むのでびっくりしたら、
ドアを閉める前にそのまま入れば、トイレ代を払わなくて済むので、そのためみたいです。
見れば、あと3人ほど中国人のおばさんが待っていました。
たぶん、みんなこの方法で利用しようと思っているのでしょう。
正直、ムカつきました [むかっ(怒り)]
私のお金なのに!・・・という話ではなく、
こういうルール違反が『アジア人』や『観光客』全体の評判を落とし、
地元の人に嫌われたり、立ち入り禁止ということになるかも知れないからです。)

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気を取り直して、コフトゥ通り展望台から、旧市街の街並みを一望。
赤い屋根のなかでひときわ目立つ緑色の尖塔は、聖オレフ教会です。
高さ124mのその尖塔は、今まで8回落雷を受け、そのうち3回も消失してしまいました。

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海から飛んできたのかな?カモメが遊びにきていました。
それにしても、高台だけに風が吹いて、さ・・・寒い[あせあせ(飛び散る汗)]

・・・続きます☆

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1 day trip @ Tallinn ① / Eckerö Line (エケロライン)でタリンへ [旅行メモ(ヘルシンキ)]

ヘルシンキ 4日目。
体調は悪いままでしたが、タリン行きが諦めきれなくて、
『我ながら無謀だな』 と思いながらも、朝5時半に起床、休み休みですが出掛ける支度をします。

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エストニアの首都・タリンへは、フェリーで約2時間半。
タリン行きのフェリーは何社かありますが、私が選んだのは、Eckerö Line (エケロライン)。
高速船は天候によって欠航になることがあり、
人気のタリンクシリヤラインは出発が朝早い(早起きは苦手 ^^;)、という消去法で選びました。

『我ながら無謀だな』と思ったのは、
往復チケットを買ってタリンへ行ってしまったら、具合が悪かろうが何だろうが、
夕方18:30 の帰りの船まで、タリンで何とか過ごさなきゃいけないからです。
まあ、最悪、帰りのチケットを捨てて、ほかのフェリーのチケットを買ってもいいんですが、
そんなに都合の良い時間に船があるとは限りません。

7時にホテルを出発。トラムに乗って、フェリー乗り場の西ターミナルへ。
ここで注意です。
aruco(ガイドブック)のトラム路線図には、6T番・9番となっていますが、
現在は、
6T番・7番が正しいです。

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私はarucoを信じて、だいぶ時間をロスしました[あせあせ(飛び散る汗)]

時間に間に合わなかったり、途中で具合が悪くなったり、
チケットが買えなかったら、今度こそ諦めよう!と思っての出発でしたが、
ぎりぎりセーフの7:50にターミナルに到着。(締切は出発の30分前)
チケットも無事に買えました。

自動券売機もあるようですが、窓口がガラガラだったので、そちらで買いました。
「デイ・クルーズ・チケット(当日往復券)、プリーズ」でOK。
往復で€15でした。(日にちによって金額は変わります)
シェンゲン協定加盟国間の移動なので、入国審査などはありませんが、
パスポートが必要なので忘れずに!

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広くてきれいなターミナルです。

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大型のフェリーなので、車のまま乗船することも出来ます。
月曜日なのでガラガラですが、たぶん週末には車でいっぱいなのでしょう。

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それでは私も乗船します。

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メインフロアは8Fのようなので、まずは8Fの先端部分へ行ってみました。

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ステージを取り囲んでイスがあり、近くには飲み物や軽食を販売するバーもあります。
船内は無料Wi-Fi があるので、退屈はしません。

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出航すると、ステージではバンドの生演奏が始まりました。
フロアではダンスをするカップルも。

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ここではビンゴ・ゲームが開催されていました。
左手にはゲーム機がありますが、こういう大人向けゲームだけでなく、
レーシングゲームなど、子どもも遊べるゲーム機もありました、

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みんな思い思いの場所で2時間半の船旅を楽しんでいます。

もともと私が乗船するはずだったのは、前日の日曜日。
『週末はとても混んでいて、座るイスもない』 という口コミを読んで、
事前にネットで、往復の食事の付いたチケットを買っていました。
往復乗船券 €25+朝食ビュッフェ €14+夕食ビュッフェ €26 で合計 €65 でしたが、
この船のビュッフェは美味しいと評判のようですし、事前予約していれば確実に席が取れます。
混んでいる週末にイス取り合戦をしなくて済み、
移動時間に食事ができればスケジュールとしても効率的。
お料理は、インターナショナルなものはもちろん、
フィンランド料理もあるそうなので楽しみにしていましたが、
チケットは日付指定なので、体調不良により、そのチケットはパーになりました[バッド(下向き矢印)]

さて、どうして週末にそんなに混むかというと・・・

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フィンランドは物価が高いので、フィンランドの人は週末に、
物価の安いエストニアへ買い出しに行くのだそうです。
船内にも免税店がありました。

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6FのEckerö Market(エケロマーケット)。
化粧品や香水、そして何と言ってもお酒が人気です。
ただでさえ物価の高いフィンランドで、税率の高いお酒は高級品。
スーツケースやカート持参で、大量に買っていく人も大勢いました。

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お菓子も種類豊富でした。
フィン・エアーの機内販売で€10 だったムーミンのお菓子の詰合せが€7.95。
明日は帰国だし、帰りの船内でお土産とか買っちゃおうっと。

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8Fのポップアップ・ショップ。
衣類やアクセサリー、アラビアやイッタラの食器も少し置いてありました。

Eckerö Line に実際乗ってみると、思っていた以上に大きな船だったので、
『週末にはイスもなくなる』というのはちょっと大げさかな、とも思いました。
カーペット敷きなので、最悪、床に座ってもいいですし・・・
実際、バイカー(ヘルメットを持っていたので)のカップルは、
邪魔にならなさそうな場所の床に、横になって寝ていました。

そうこうするうち、
8:30 にヘルシンキの西ターミナルを出航したフェリーは、
11:00 にタリンの Aターミナルに到着しました。

続きます・・・☆

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かもめ食堂 ~ ヘルシンキの悲劇 (>_<) [旅行メモ(ヘルシンキ)]

アアルト自邸の見学を終えて、またトラムに乗ってヘルシンキ中心部に戻ります。

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この日のお天気は、
きれいに晴れたり、急に雨が降りだしたりと、くるくる変わる1日だったのですが、
トラムの窓から大きな虹が見えました。

さて、夕食は『かもめ食堂』で食べようと決めていたのですが、
土曜日だったためランチの営業はなく、開店は17:00から。
一度ホテルに戻って、一休みしてから出掛けました。

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トラム3番のViiskulma 駅で降りてすぐです。
たいていのガイドブックに載っているので、迷うことはないと思います。

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映画 『かもめ食堂』 のロケが行われたときは違う名前だったんですが、
その後、日本人が買い取ったのでしょう、
名前も正式に『Ravintola Kamome(ラヴィントラ カモメ)』になり、
映画のように、おにぎりなどもメニューに加わりました。

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17:00 を少し過ぎての入店でしたが、店内はほとんど満席でした。
そのため店内の写真は撮れなかったので、
上の写真はお店のHPのギャラリーからお借りしてきました。

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お水が入っているボトルや木製のバターナイフにも、かもめのイラストが。
可愛い~[るんるん]

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日本語メニューもありますが、オーダーは行く前に決めていました。
“OISHII FINLAND” BOX というお弁当(*^^*)

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フィンランドの“美味しい” 9品が、こんなBOX に入っていて、見た目も楽しい♪
なんと€35 というお値段ですが[あせあせ(飛び散る汗)] 、見た目以上にボリュームがあります。
リンゴベリーソースのミートボール(右側中段)も、トナカイのソテー(左側中段)も美味しかった!
食後は、コーヒーかほうじ茶が選べます。

帰りにスーパーマーケットに寄ってからホテルに戻り、大満足で眠りについたのですが・・・

ヘルシンキ 3日目、夜明け前の午前3時半。
ムカムカとした気持ち悪さで目が覚めました。

そのとたん、激しい下痢と嘔吐・・・[どんっ(衝撃)]
吐いたものを見ると、トナカイが原因のようです。
生肉ではなかったので、あたったというより、合わなかったのかも。
そろそろ旅の疲れが出てきた頃だったので、
食べつけないものを食べたのが悪かったのでしょうか。

実はこの日、隣国エストニアの首都・タリンに行く予定で、
すでにフェリーのチケットも買っていたのですが、
ともかくベッドとトイレの往復しか出来ません。
ルームクリーニングも断って、丸1日、部屋から1歩も出られませんでした。

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早朝、ベッドの横の窓からは、こんな景色。
日中はとても良いお天気で、ずっと恨めし気に外を眺めていました。

それにしても、これほど一人旅が心細かったことはありません。
せめてもの救いは、比較的早く嘔吐が止まったこと、
下痢は治りませんでしたが、
腹痛がそれほどなかったので、そう大事には至らないだろう、とぼんやり考えていました。

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1日中、ほとんど何も食べられませんでしたが、
コレは持ってて良かった!部屋に湯沸しポットがあったのも [手(チョキ)]
最近、よく旅行に持っていってる“非常食”、セブンイレブンのフリーズドライの雑炊。
食べきりサイズの小量だったのも、この場合、ピッタリでした。

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少しカロリーの高いものも食べないと、と思って、
お土産に買った『かもめ食堂』のチョコレートも開けてしまいました。
でも、まったく食欲もないし、何を食べても美味しくないんですよ (>_<)

私はこれを『ヘルシンキの悲劇』と呼んでいます(笑)
結局のところ大事には至らなかったのが幸いでしたが、
残りの2日も散々でした[バッド(下向き矢印)]

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ヘルシンキ観光 ③ アアルト自邸見学 [旅行メモ(ヘルシンキ)]

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アルヴァ・アアルト (1898-1976)
フィンランドを代表する建築家兼デザイナー。
自然を強くイメージさせる美しいデザインと、
人間が使いやすい機能性を兼ね備えた設計が高く評価されている。
ヘルシンキ工科大(現アアルト大学)卒。
ヘルシンキ市内をはじめ、トゥルクやロヴァニエミなど、
フィンランド各都市に彼の作品が点在している。

1936年に完成し、アアルトが晩年まで過ごした自宅を見学に行きました。

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トラム4番の Laajalahden aukio 駅(ヘルシンキ中央駅から20分くらい)で降りて、
徒歩10分弱ですが、
自宅であっただけに、ほとんど何の目印もない住宅地にあるので、Googleマップは必需品。

入場料、大人€18(現金・クレジットカードOK)
見学時間は、火曜~土曜:13:00・14:00・15:00・16:00 (日・月:休)
時期によっては16:00の回はなかったりするので、注意が必要です。
上記の決まった時間にしか入場できないので、
たとえば13:10 に行っても14:00まで待たなくてはなりません。
私は15:00 の回に参加しました。
所要時間は約1時間。
英語のガイドツアーですが、最後に10分程度、自由に見学できる時間もあります。
靴のまま入場しますが、靴にはビニールのカバー
(よく刑事もののTVドラマで鑑識が付けているような)を付けます。
階段や段差があるので、ベビーカーは入れません。(私が行ったとき、それでモメてました^^;)

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左側が1階、右側が2階です。
『るるぶ』に載っていた見取図ですが、行ってみたら、若干違っていました。
この図で『書斎』となっているところは、大きなデスクがいくつかあり、
書斎というよりワークスペースみたいで、まずここでアアルトについての説明があります。
1組(2人)を除いてみんな日本人だったので、ゆっくりとしゃべって下さったのでしょう、
英語でもなんとなく話はわかりました。

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そのワークスペースから、段差で区切られた中二階のような『倉庫』へ。

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『倉庫』となっていますが、こちらのほうが書斎っぽかったです。
右手に木の階段がありますが・・・

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一見、ナゾの階段。
左手のドア?に通じているみたいですが、それは2階のテラスに直結していて、
アアルトの気分転換脱出用だったとか(笑)

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中庭に面したリビング・ルーム。
木のぬくもりが感じられて、やさしく入る自然光とともに、居心地の良さそうな空間を演出しています。

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アアルトの妻、アイノが好きだったというゼブラ柄のタンクチェア(アームチェア400)。
日本で買うと¥658,000くらい (@_@)
ピアノの上の写真がアイノです。

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ダイニング・ルーム。
奥にある戸棚の引き出しは、
向こう側(キッチン側)からも使えるようになっていて、こういう工夫が機能的ですね。

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ダイニングテーブルの上のペンダント照明はアアルトのデザイン。
椅子はアアルト夫妻が新婚旅行でイタリアに行ったさいに購入したもの。
窓には日本の簾(すだれ)みたいなものがかかっています。

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なんだか懐かしい感じのキッチン。
対面式とかでなく、こういう隔離されているキッチンは、
来客のとき、舞台裏を見られなくていいのよね。

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階段で2階に上がると、正面にあるホール。
私はここが一番好き~。
ゆっくりと本でも読みたい、明るく、落ち着いた雰囲気。
壁の棚も素敵。棚のサイド部分に使われている木材を曲げる技法は、
アルテック(アアルト創業の家具ブランド)独特のものだそうです。

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反対側には暖炉が。

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見取図でいう 『子供部屋①』
窓辺の大きな鏡といい、女性のお部屋という感じ。
この窓辺のテーブルのようなスペース、使いやすそう。

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『子供部屋②』
こちらも女性の部屋の雰囲気。
ネイビーのベッドと黄色のカーテンの配色がいいな。

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夫妻の寝室。
シンプル過ぎるのと、ベッド足元のラックのせいか、
『ホテルの部屋みたいだな~』と思ってしまいました。

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左手奥のドアはウォークイン・クロゼット。
ああ、憧れのウォークイン・クロゼット~(笑)
欲を言えば、もっと収納が欲しいなぁ・・・理想は、『SEX AND THE CITY』 で、
ビッグがキャリーのために造ったヤツ。

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客間のひとつ。
客間はひとつしか見学できなかったと思います。

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2階のバスルーム。
見取図にバスルームがないのが気になっていたけど、実際にはちゃんとありました。
ちょっと面白い形のシンク。顔は洗い難そうな気が・・・。

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天井の丸いの、これは照明じゃなくて、
屋根に向かって穴が開いていて、自然光が入るんです。
この家は、窓を大きくとったり、こうして自然光がいっぱい入るように設計されているんですね。

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あっさりし過ぎのトイレ(笑)

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2階のホールからテラスに出られます。
少々荒れた感じになっているのがもったいないなー。

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見学が終わって、庭からアアルト邸を見てみました。
漆喰(しっくい)と木という、異素材を組み合わせたシックな外観です。

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在りし日には、こんな空間で設計を行っていたのでしょうね。

アアルト自邸、1時間の見学が終了しました。
私の妹は建築関係の仕事をしているので、彼女ならもっと発見があったかも知れませんが、
(彼女も数年前にここを訪れているはずなので、今度感想を聞いてみよう)
まったくのド素人の私からしたら、
『なんか居心地良さそう~』くらいの感想しかありませんでした(^^;)
それにしても、昭和11年にこれを建てたとは、すごいモダンですよね。

この近くに、アアルトのアトリエもあります。
同じく見学が出来るので、建築やデザインに興味がある方は、
アトリエと自邸、セットで訪れてみて下さい。

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ヘルシンキ観光 ② マーケット広場で、評判のスープ・ランチ [旅行メモ(ヘルシンキ)]

ウスペンスキー寺院から歩いて7、8分、マーケット広場を目指します。

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こーゆー看板とかで、ちょっとだけフィンランド語をお勉強。
TOWN=KAUPUNKI なのね。
フィンランド語はローマ字読みをすればたいていは通じます。
なので、これは“カウプンキ”でいいみたい。

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トラムはこんな可愛いラッピング車両もあって、楽しい(*^^*)
早く乗ってみたいのだけど、あいにくと朝からここまでずっと徒歩圏内(しかも近い 笑)。

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(写真はトラベルコさんから拝借 https://www.tour.ne.jp/w_review/HEL/sightseeing/spot/114220/

というわけで、マーケット広場に到着。
スオメンリンナ島へのフェリーの発着場のある、南港の広場に広がる青空市場です。

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たくさんのテントでは、野菜、果物、お土産などの雑貨を売っていたり、
食事ができるテントもありました。

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映画『かもめ食堂』の冒頭、
このマーケット広場で「フィンランドのかもめは太っている」というシーンがあったと思います。
なので、カモメの写真を撮りたかったのに、これはハト???

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(写真はフィンランド観光局より)

マーケット広場の片隅に、ヘルシンキで最も古い屋内マーケット
『オールド・マーケット・ホール』があります。
2014年夏にリニューアルオープンされた、きれいなれんが造りの建物で、
冬には規模が縮小されてしまう屋外マーケットと違い、
1年中、天候にも左右されずにマーケットが楽しめるのが嬉しいです。

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建物内には、レストランやカフェなどもあって、ランチに便利。
もちろん、お買物も充実しています。

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ベリー王国と言われるフィンランドなので、ベリーはさすがの充実ぶり~。
左上の黄金色のキノコ、KANTARELLT(カンタレッリ)や、
その隣のエンドウ豆 HERNE(ヘルネ)もポピュラーな食材。
フィンランドはエンドウ豆を生で食べるとか???
それはちょっとコワイので(^^;)、ベリーを買いたかったんだけど、
これからまだ行くところがあるので、またの機会に(←覚えておいて下さい。これが痛恨のミス[あせあせ(飛び散る汗)]

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サーモンというとノルウェーのイメージですが、フィンランドのサーモンも美味しいので、
サーモンスープやサーモンのオープンサンドなどをメニューに載せているお店が多いです。

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外国の野菜って、どうして美味しそうに見えるんだろう?
普段、あんまり野菜は好きじゃないのに(笑)

さて、ここ『オールド・マーケット・ホール』には、超有名なスープ屋さんがあります。
それが、『Soppakeittiö(ソッパケイッティオ)』

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3種類の日替わりスープからスープを選び、
パンはすでにテーブルにセットされているものが食べ放題です。
この日は、
トマトとブルーチーズのスープ、€9、
チキンカレーのスープ、€9.50、
シーフードのスープが€10 でした。
(メニューはフィンランド語の下に英語表記もあるので大丈夫)

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シーフードのスープにしてみました。
入口で注文を聞かれ、支払いを済ますと、
緑色の液体(パンにつけるオイル?)の入った小皿を渡されるので、
それを持って空いている席に座ります。

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一見、どこがシーフード?と思いましたが、
中に海老やサーモンがたっぷり入っていて、美味しい!
体も温まるし、かなりのボリュームでお腹いっぱいです。
評判どおり、大満足のランチになりました。

まだまだ観光、続きます[手(グー)]

<おまけの話>

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『HYDE Christmas Concert 2017 -黒ミサ TOKYO-』

2017年12月23日(土) ・24日(日)
Open 15:30 / Start 17:00
幕張メッセ国際展示場4,5,6ホール

[Guest Guitarist]
Ken (L'Arc-en-Ciel)

【チケット価格】
SS席 ¥28,000+tax
S席 ¥15,000+tax
A席 ¥12,000+tax

Kenちゃんがギターを弾くとあって、絶対に行きたかったコンサート!
なんと両日ともFC枠で当選しました!!!
一番遠いA席だけど、行けるだけで嬉しいよぉ(≧▽≦)

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ヘルシンキ観光 ① ヘルシンキ大聖堂 & ウスペンスキー寺院 [旅行メモ(ヘルシンキ)]

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『カフェ・アアルト』で朝食を食べて、ヘルシンキ中央駅に戻ってきました。
入口の両脇に2体ずつ巨人像が見えると思いますが、
この像がヘルシンキ中央駅のシンボルみたいです。

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今年4月には、この巨人像にKISSのフェイス・ペインティングをしよう!というイベントがありました。
どうやら5月にKISSのライブがあって、それにちなんだイベントだったようです。

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駅構内のキオスクで、トラム・地下鉄・市バス・フェリーが乗り放題のデイ・チケットを購入。
1日~7日券から選べます。
4日間(€22.50・ヘルシンキ市内のみ有効)のチケットを買いましたが、実はこれがちょっと失敗[あせあせ(飛び散る汗)]
トラム等に乗車して、車内のカードリーダーにかざしたときから24時間×4日なのですが、
目的地のほとんどが徒歩圏内だったため、この日の夕方近くに初めてトラムに乗車、
そして3日後の最終日は午後早い時間に空港へ向かうので、3日分で良かった(^^;)
・・・細かい話ですが(笑)
(自動券売機で買った場合は、買った時点から24時間なので要注意です。
 また、自動券売機では1日券しか買えません。)

さて、駅まで戻ってきたのは、とても楽しみにしていたあるお買物のため[手(グー)]

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朝から行きたくてうずうずしていた、駅前にある中央郵便局~[郵便局]
この日は土曜日なので、営業時間は10:00~16:00。

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私のような紙モノ好きは、たいてい郵政グッズも好きなんです(^^ゞ

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可愛い柄の梱包用の箱とか封筒などが販売されています。
日本郵政のゆうパックの箱も、こんなだといいのに~。
以前はマリメッコ柄とかムーミン柄とかあったらしいのですが、この時期あったのは、こんな柄。
オレンジ色のほうは、たぶんオーソドックスな柄だと思います。

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そしてフィンランド独立100周年記念の柄。
1917年12月6日に独立を宣言したフィンランドは、今年は100周年の記念イヤーなのです。
記念イヤーにフィンランドを訪れた記念に、この柄の箱も買いました。

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こちらはムーミンの切手シート。

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開くと、€1の切手が6枚。シール式です。
フィンランドに行く前は、ほとんどムーミンに興味はなかったのですが・・・
なんだかんだとムーミングッズを買ってしまう、フィンランド、恐るべし!(笑)

折りたたんであるものの、箱類はかさばるので、一度ホテルに戻って荷物を置いてから再出発。
まずは、ヘルシンキ観光のテッパン中のテッパン、ヘルシンキ大聖堂へ。

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ヘルシンキ中央駅から徒歩で10分程度。
フィンランド独立前までは、聖ニコラス教会と呼ばれていました。
1852年にドイツ人建築家カール・エンゲルの設計でネオ・クラシック様式に改築され、
その後、カールの後継者エルンスト・ロールマンの手によって30年の歳月をかけて完成しました。
青空に映える白亜の大聖堂が美しいです。

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入場無料なので、中にも入ってみました。
フィンランド福音ルター派教会です。
フィンランド国民の約8割がフィンランド福音ルター派なのだとか。

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『イエスの埋葬』という絵画が掲げられた、とてもシンプルな祭壇。
両脇の天使像もカール・エンゲルのデザインだそうです。

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2階にあるパイプオルガン。
こちらもシンプルですが、ピンクがあしらわれ女性好みの優しげな雰囲気でした。

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ヘルシンキ大聖堂の前には、
約40万個の御影石が引きつめられたセナーティ広場(元老院広場)が広がっています。
広場の中央には、かつてフィンランドを統治していたロシア皇帝アレクサンダー2世の像。
広々とした広場の周りには、観光バスがたくさん停車していました。
皆がやっているように、大聖堂の大階段に座って、この広場をしばらく眺めてみました。

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次に向かった先は、ウスペンスキー寺院。
ヘルシンキ大聖堂から歩いて10分程度だったと思います。

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北欧最大のロシア正教の教会で、
ロシア人建築家・アレクセイ・M・ゴルモスタイェヴによって設計され、1868年に完成しました。

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ウスペンスキー寺院も入場無料です。
中に入ると、イエス・キリスト、聖母マリア、殉職者や聖者のイコン(聖画)が壁面に。
礼拝席がないのは、ロシア正教の信者は立ったままで典礼に参加するためだそうです。

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ここは、天井が素敵でした。
とんがり屋根の下部分の細長い窓、外から見るとどうということもなかったのに、
内側から見ると、窓と窓の間や下の部分にきれいな装飾が施されていました。
また、青地にたくさんの星が描かれているのもロマンチックでした。

・・・さらに観光を続けます。

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